【PT紹介】WCS2014 in Washington D.C. 使用構築 Scarダブルスイッチトリパ~カロスファイナル~

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画像はゆでたまさん(@yudeyude123)に書いて頂きました。

garchomp.gif  tyranitar.gifzapdos.gif
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ポケモン持ち物特性技1技2技3技4
ガブリアス命の珠鮫肌流星群地震岩雪崩大文字
バンギラス黒い鉄球砂起こし岩雪崩投げつける大文字挑発
サンダー拘りスカーフプレッシャー10万ボルト放電ボルトチェンジめざめるパワー氷
クチートクチートナイト威嚇
→力持ち
じゃれつくアイアンヘッド不意打ち守る
ゲンガー気合の襷浮遊シャドーボール鬼火トリックルーム守る
サーナイト拘り眼鏡テレパシームーンフォースマジカルシャインサイコキネシスエナジーボール


WCS2014世界大会で使用した構築です。かなり自信のある構築だったのですが、悪運に悪運が重なり2勝4敗とふるいませんでした。ただ構築そのものは完成度も高く、非常に強かったと今でも思っています。PT名称はそもそも試合によって戦い方を180度変えられること、所謂通常のスイッチ展開もできることからダブルスイッチトリパとしました。

世界大会では日本国内での大会と違いマッチ戦となるので、その点を深く考慮し複数の戦い方の出来るPTを模索していました。また雨PTが流行っていたので、雨PTには絶対に勝てるようにと対雨に有効な1.バンギラスによる天候の書き換え 2.トリックルームによるS操作 の2つの要素を組み込むことにしました。

またメガ枠は世界大会はマッチ戦である他、予選はスイス形式で行われるので多少の技外しによる負けはカバーが出来ます。そのため、今回は技さえ当たればメガ枠最強と言っても過言ではないクチートを使用することにしました。

メガ枠のクチート、天候要因のバンギラスの採用が決まったところで外堀を埋めていきます。メガクチート、バンギラス入りのトリパについて色々調べていたところ、フレデリカさん原案でアルカナ君が東北オフで使っていたPTに行き着きました。カロスダブルでのトリックルームは始動が難しいですが、襷ゲンガーはトリル以外の役割も持てる他、まず知らないとトリルを読めないこと、ゴーストタイプなので猫騙しが無効、天候ダメで襷を削って自主退場できる(※後述)などの理由で最適だと判断しました。ゲンガーと並べて使いやすい他、バンガブ偽装にもなるガブリアスの採用も決定します。

この段階でトリル展開の構成要素は決定しました。あとはトリックルームをしない場合に戦えるポケモンを探します。予選は1日でマッチ8戦(最大24戦)と非常にタフな日程になる可能性があったため、思考停止で作業に近い構成を優先しました。最終的にガブリアス、クチートと相性の良いサンダー、サーナイトを採用することになりました。サンダーは個人的に一番使いたかったポケモンなので、自然に入ってくることが出来て良かったです。

以下個別解説です。

ガブリアス@命の珠
特性:鮫肌
性格:無邪気
H183-A172(180)-B115-C110(76)-D94-S169(252)
技:流星群/地震/岩雪崩/大文字
・H175-D111サザンドラを流星群で確定
・H181-D136ナットレイを大文字で高乱数(14/16)
・S最速

このPTの裏のエースであり最大の地雷要素です。まず流星群を採用した理由ですが、眼鏡サザンドラが非常に流行っておりサザンドラ+威嚇の並びに対して確実に役割を遂行するためにドラゴン技を流星群とし両刀型としました。これは非常に良く刺さっていて流星群を採用したのは大正解でした。多くのサザンドラを流星群で葬ることが出来ました。最後に大文字を入れた理由ですが、最初は守るだったのですがPT全体でナットレイが重くなりがちであり打点が少なかったのが最大の理由です。元々守る機会が少ないポケモンだったので思い切って守るを切って採用しました。サンダーにスカーフをもたせたことで、相手のスカーフマンダを判別しやすくなり守るを切っても不便はありませんでした。世界大会でもナットレイを1発で倒すことが出来た他、鬼火を貰った状態で地震ではなく大文字でキリキザンを1発で倒す等大活躍の技でした。

バンギラス@黒い鉄球
特性:砂起こし
性格:勇敢
H207(252)-A188(132)-B131(4)-C130(116)-D120(4)-S59 ※最遅個体
技:岩雪崩/投げつける/大文字/挑発
・鉄球投げつけでH167-B170ギルガルドを最低乱数以外1発
・大文字でナットレイを中乱数(9/16)
・A1段階down A172メガクチートのじゃれつく最高乱数以外耐え
・S鉄球で最遅モロバレル-1

非常に大事な役割を持ったポケモンです。対雨PTでは天候を確実に取りに行き、基本的にはトリル下でクチートと並べて暴れます。トリルクチートで採用したい岩雪崩や炎の牙といった岩技・炎技を使うことが出来、トリル下でクチートと並べることで非常に広い攻撃範囲を取ることができます。鉄球を持つことで最遅モロバレルよりも遅くなれるので、トリル下で相手のモロバレルを見るために守るではなく挑発を採用しました。モロバレルにはかなり刺さった他ギルガルドにも刺さり鉄球バンギの挑発は強力でした。また投げつけるはH252振りのギルガルドをシールド状態でも1発で倒すことができます。

サンダー@拘りスカーフ
特性:プレッシャー
性格:控えめ
H175(76)—x-B106(4)-C193(244)-D110-S143(184) ※めざ氷個体
技:10万ボルト/ボルトチェンジ/放電/めざめるパワー氷
・10万ボルトでH162-D65ドーブルを高乱数(10/16)1発
・めざめるパワー氷でH183-D105ガブリアスを中乱数(9/16)1発
・S意地っ張りルカリオ+1

カロスダブルで最も強いと思ってる電気タイプのポケモン。耐久・火力・素早さ全ての面において優秀であり、個人的に凄く好きなポケモンでもあります。相手のプテラ(メガ含む)やボーマンダのスカーフを判別するために持ち物はスカーフとしました。ガブリアスやサーナイトと並べて放電ぶっぱしてるだけで滅茶苦茶強いです。また、サンダー+ゲンガーの並びからボルトチェンジ+トリックルームのような展開でも使います。火力面に大きく努力値を割いたのは、めざめるパワー氷でガブリアスを一発で落とせる確率が上がる他、相手のスカーフドーブルがかなり重かったので10万ボルトで上から殴り1発で落とすことで解決を目指しました。またスカーフを持たせることで相手のボーマンダの持ち物を判別し、横のガブリアスを動きやすくする目的もありました。全国ダブルではどうしても同タイプのボルトロスの影に隠れがちですが、やはり凄く優秀なポケモンだと改めて思いました。

クチート@クチートナイト
特性:威嚇→力持ち
性格:勇敢
H157(252)-A150(252)-B105—x-D76(4)-S49 ※最遅個体
→H157(252)-A172(252)-B145—x-D116(4)-S49
技:じゃれつく/アイアンヘッド/不意打ち/守る
・HAぶっぱ
・S最遅

このPTのエース。非トリル下では耐えて殴り不意打ちで縛っていき、トリル化ではどんどん上から超高火力の物理技でぶん殴っていきます。クチートのじゃれつくは耐久無振りのルンパッパやニョロトノを等倍でも1発で落とせる他とんでもない火力を出すことができます。岩技・炎技は非トリル下ではガブリアスに、トリル下ではバンギラスに持たせることができたので命中安定のアイアンヘッドを採用。カロスダブルではガルーラ、リザードン、ギャラドス、バンギラス、そしてクチートとメガ進化ポケモンを使いましたが、その中でも1、2を争う強さだと感じました。特にトリル下でのクチートの圧力は凄まじく、今回のPTのエースの称号に相応しいでしょう。

ゲンガー@気合の襷
特性:浮遊
性格:臆病
H136(4)-x-B80-C182(252)-D95-S178(252)
技:シャドーボール/鬼火/トリックルーム/守る
・CSぶっぱ
・S最速

トリックルーム要員。トリルを狙ったほぼ全ての試合でトリルを決めることが出来ました。やはり海外ではトリルゲンガーは全然知られておらず、戦った外人全員が驚き苦笑いしてくれました。襷で耐える→トリックルーム→砂ダメで自主退場→クチート死に出しという流れを作りやすく、4ターンの間丸々クチートとバンギラスで暴れる時間を作ることが出来るのも非常に強力でした。またトリルをしない場合でも、サーナイトが選出しづらい時には積極的に選出し鬼火をバラまいていきます。マッチ戦の流れの中で相手のコントロールをしやすいポケモンで非常に強かったです。

サーナイト@拘り眼鏡
特性:テレパシー
性格:控えめ
H173(236)-x-B100(116)-C162(20)-D136(4)-S117(132)
・ダブルダメ眼鏡マジカルシャインでH171-D100ボーマンダを高乱数(13/16)
・眼鏡エナジーボールでH191-D80マンムーを確定1発
・A146鉢巻ファイアローのブレイブバード最高乱数以外耐え
・C222ギルガルドのシャドーボールを最高乱数以外耐え
・S準速バンギラス+4

非トリル下でのアタッカー。サンダーの放電やガブリアスの地震を特性で無効化しながら、シャインやムンフォ、サイキネをメインに削っていきます。4つ目の技にエナジーボールを採用したのは、相手のマンムーを1発で落とすため。気合球も候補でしたが、命中安定という理由の他マリルリガルーラの並びに対してマリルリにエナボを入れることでオボン込みでも腹太鼓圏外まで削れるのも特徴です。


【基本選出】
・対スタン(非トリル時)
先発:サンダー、ガブリアス
後発:クチート、サーナイト
もしくは、相手に物理ATが多い場合はサンダークチートから入って裏ガブサナ。クチートで威嚇を入れてクチートをガブに下げながら、サンダーで放電を打ちます。

・対スタン(トリル展開時)
先発:サンダーorガブリアス、ゲンガー
後発:クチート、バンギラス
サンダーゲンガーの場合はボルトチェンジでバンギを投げながらゲンガーでトリックルームを張りに行きます。天候が砂になるのでゲンガーが相手の攻撃を襷で耐える→トリックルーム張る→砂ダメで落ちる→クチート無償降臨。このパターンが作りやすかったです。相手の先発にガブリアスやガルーラが出てきた場合には初手トリルに拘らず、鬼火をバラまいてからゲンガーに余裕があれば、スイッチしていきます。

・対雨(非トリル時)
先発:サンダー、バンギラス
後発:クチート、ガブリアスorサーナイト
確実に天候を取ってあとは、サンダーのボルトチェンジなどを上手く使いながら相手に天候の主導権を渡さないよう戦います。基本的には天候をキープしながら、早いサンダーで削ってクチートの不意打ち圏内に入れていくプレイングが理想。

・対雨(トリル展開)
先発:サンダー、ゲンガー
後発:クチート、バンギラス
対スタンのトリル展開とほぼ同じ。

・対トリパ
先発:サンダーorガブリアス、ゲンガー
後発:クチート、バンギラスorガブリアス
相手にトリルを張って貰ってバンギクチートで暴れたり、トリル読みトリルを決めてあとはガブサンダーで蹂躙したり。

基本的にはこの選出だけでほぼ完結します。相手のPTにモロバレルやヒートロトムがいる場合は、サーナイトを先発に置く場合もあります。

マッチの1戦目はトリルを張らずに戦い、トリルが刺さらない場合を除いて2戦目は基本的にトリル展開で取りにいきます。このPTはマッチ2戦目の勝率が非常に高く、1戦目で勝てれば2戦目でストレート勝ち、1戦目を落としていても3戦目に持ち込み、そうすると相手はトリルを警戒してくるのでそれをメタった選出で取りにいきます。実際に初戦を落としていても、負勝勝のパターンでマッチで勝利するパターンは非常に多かったです。

このPTの1つの問題として、トリル展開しないときのクチートや、トリルターン中に倒しきれなかった場合は相手の攻撃を一度耐えて殴ることが多くなります。そうした場合、どうしても相手に先制されてしまうために、相手の岩雪崩などによる怯みでワンチャンスを作らされてしまう点は欠点でした。実際に世界大会でもそれで落とした試合が2つあり、あそこで怯んでさえいなければ・・・と今でも悔やんでも悔やみきれません。しかし運も実力のうちと言うし、そもそも先に岩雪崩を打たせてしまったこと自体が問題だったのかもしれませんね。

というわけで、世界大会も終わったことでこれがカロス最後の構築になると思います。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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コメント
あぁ、そのゲンガー...

>S182(252)

でも最速のゲンガーは178S?
by: ゼキラ * 2014/09/09 09:50 * URL [ 編集] | page top↑

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